「働く過剰 大人のための若者読本」 玄田 有史 2010/06/06

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この業界に入って20年目ですが、今開発をするとなると前提として必要な知識が莫大なものになっていると感じます。
今の若い世代が仕事をするためには、結構ガンバって勉強しないと大変だと思います。

人数が沢山いる開発だと何人かの新人をサポートすることができるのですが、最近は大規模なプログラミングなどの工程は、海外へ発注することが多くなりました。
こうなると、プログラミングの仕事を海外へ発注することで安く製造できるが、ノウハウは蓄積されないということになっています。

若手はプログラミングの経験を積む機会を失い、設計のサポートなどをしながらいつしかシステムエンジニアになって行く。

当然、設計したものが、どうプログラミングされるか創造できないシステムエンジニアが増えて行く。

この状況では、存在価値が無くなってしまうエンジニア、稼働しないシステムは納入されてしまう顧客、顧客を失うデベロッパーすべてが不幸になってしまう。

逆に製造技術を身につけた海外の企業は、次のステップとして設計段階までの受注を狙っている。
実際、日本語のできるエンジニアに経験を積ませたいと、日本へ派遣してくる企業も出てきており、脱し下請け戦略は進んでする。

そのうち、国内のデベロッパーは外国の企業に買収されてただの窓口会社になり、なんの技術も持たない営業担当になりさがる。

そして、日本で開発することに魅力が無くなったとき、無残に放置されるのがオチだと思う。

次の世代のエンジニアのためにも土建屋的な下請け構造にしがみつかない、ビジネスを創造していかなれば。

 

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