以前は、コマンドラインからAdobe Readerを起動する際に出力先プリンタを指定することができました。(隠しオプション?)
このため、サーバにインストールしたAdobe Readerをサーバのサービス経由で実行して印刷処理を実相しているシステムも多くあったと思います。
今も、検索すると当時のTipsがヒットします。
しかし、バージョン8.1からは、このオプションが使用できなくなりました。
現在は、Adobe Readerから出力先プリンタの切り替えができません。
通常使用するプリンタに印刷されます。
出力先のプリンタを切り替えるのは強引な方法になってしまいます。
印刷の要求が来るたびに(Windows)サーバの通常使用するプリンタを切り替えるのトラブルを呼び込むようなものです。
どうしても出力先のプリンタを切り替えたい場合は、端末側にPDFファイルで開く必要があります。
サーバのファイルを直接開くのも、ファイルを転送するのも通信コストが気になるところです。
できればライブラリを購入するほうが、問題は少ないと思います。
しかし、どうしても自力で印刷機能を実装する必要がある場合、端末側にプリンタの切り替え機能を実装してPDFの印刷を行うことになります。
もし、実行中に印刷が異常終了すると通常使用するプリンタが切り替わったままなったりするかも知れません。
あと、PDFファイルは不要になったら削除しておく必要があると思います。
ちょっと面倒ですね。
でも、実装してみたりして。
・・・次回に続きます。