Javaのリリースとサポートについて

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2/19に開催された関西Javaエンジニアの会に参加してきました。
Javaを使用しての開発が主たる業務ではない私には最新の情報や実際に使用している方の話が聞ける貴重な機会になっております。
運営関係者ま皆さま、ありがとうごさいます。

さて、今回非常に興味深かったのはJavaのリリース方針と保守の方針についてのお話です。
Javaを使用して開発をされている方々には既に当たり前のことなのでしょうが、Javaのバージョンアップは半年単位に行われるようにりました。

参考URL : Javaサポートロードマップ

まず、現在のJDKはOracle JDKとして有償化されます。
代わりにOpen JDKが現在と同様に無償で提供されるようになります。

今後は3月、9月のペースでリリース時点で開発が完了している機能をまとめてリリースするようです。
なのでJava 10のリリースは2018/3/20になるそうです。
ちなみに次回の関西Javaエンジニアの会はリリース日に合わせて開催されると伺いました。

セキュリティアップデートは基本的に2回、保守の期間は次のバージョンがリリースされるまでになります。
リリース3回つき1回LTS(Long Term Suppor)バージョンがリリースされるそうです。
このサポート期間期間については、新しいバージョンでの動作確認などをすることを考えると現実問題厳しいと考えますので、なにか救済策が欲しいところです。
複数のシステムが稼働している場合、システムの開発要員の手か取られるとなると、新規の開発もできなくなります。

ちなみに有償版のOracle JDKについて3, 5年と期間無制限などのサポートが提供されるようです。
基幹業務システムなど長期の運用を想定している場合は、Oracle JDKを使用する前提で開発する必要がありますが、開発期間と運用期間を考えると扱いづらい言語になるかも知れません。

さらに有償化されてJDKの価格によっては予算的に厳しいシステムもある可能性が高いと考えます。
パイロット的に開発するシステムや小規模なシステム、オープンソースなどを利用したい場合なども無償版であれば頻繁にJDKのアップデートを行って動作確認をする必要があるので、保守のコストが高くなり利用することをやめる可能性もあります。

また、特に企業の規模か小さくて開発を外部に委託している場合は、結構なコストになるのでないでしょうか。

Javaを利用したシステムは沢山稼働しており、影響はとても大きいので今後の動向に注目です。

 

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