次は、「どこまでできたか判りづらい。」です。
システの開発を発注すれば、当然完成した製品として納品される必要があります。
本格稼働をどの時期から始めるなど事業計画もあるはずですから、滞りなく製造が進んでいるか管理する必要があります。
必要があるのですが、なにせ出来上がりを把握するのが難しいのです。目に見えないのに、電子データとして存在するのですから。
それは、一緒に開発している身内さえ欺くことすらあります。
遅れていることを隠して、虚偽の報告をされて痛い目を見ることもあります。
なので、判らないことが多いと思いますが、しっかり進捗を管理する必要があります。
できれば週一回。だめでも二週に一回は進捗状況の確認を行いましょう。
遅れが発生した場合、開発サイドの技量で自爆している分には、「がんばれ」としか言えません。
しかし、設計など前工程の問題で遅れている場合、対策を一緒に協議しましょう。
後々、揉めることになります。
また、当初より仕様が膨れ上がっている場合も少なくありません。整理することでいろいろな漏れに気づいた結果、倍とまではいかなくても2割、3割増になっている場合があります。
機能は増えたけど、後はお任せも危ないです。
必要な機能を優先して造り込めるように調整してください。