以前、お客様が「システムを構築したら、ずっと使えると思ってた」と呟かれました。
ソフトウェアは形がないため、ハードウェアのように物理的に劣化することは無いのですが、ソフトウェアを構築するための技術的な流行りやソフトウェアが動作するためのハードウェアの構造の変更に伴い、動かなくなります。
また、今回のWindows XPのサポート終了のようにメーカー側が製品としての寿命を決めたりすることもあります。
メーカーのサポート終了にあわせて、ウイルス対策ソフトなどもWindows XPの対応を終了します。
今後発見されるWindows XPのセキュリティーの盲点をついたウイルスや怪しげなサイトに対応するすべが無くなることを考えると、新しいWindowsへ乗り換える期限ギリギリですよ。
ソフトウェアは、ハードウェアに対する命令の塊なので、劣化することはないのですが、外部的な要因で劣化します。
ひとつは、ソフトウェアが動作するために必要なハードウェアやOS(WindowsやiOSなど)、その他のソフトウェアのモデルチェンジなどについていけなくなる場合。
また、インターネットなどの通信に必要な通信手順(プロトコル)やホームページを表示するための規約(HTMLなど)が改訂されるなどで、古い規格の対応を行わなくなるなど
車や工作機械とは、異なりどんなにメンテナスをしても使えなくなってしまうことがあります。
システムを導入する場合は、ソフトウェアの寿命も考慮してください。