前回、Windows XPのサポート終了にからんでソフトウェアの寿命について書きました。
もうひとつシステムがずっと使えない理由があります。
システムは導入する会社などの組織の業務手順をひとつひとつコンピュータにわかる言葉で書いた仕事の進行表です。つまりプログラム。
新しい仕事のやり方を取り入れたり、取引の都合で手順が変わったりすることで、業務の手順がシステムを導入する際に整理した内容と変わっていきます。
また、システムを導入したことが刺激になって、さらにシステムに対して機能的な要求が増えたりします。逆にシステム化したが、不要な手順になったりもします。
ある程度までは、手順をメンテナンスすることで凌げますがどこかで棚卸しをしないと、内部が複雑になりすぎます。
会社の成長にあわせて、システムのライフサイクルを設定することが大事になります。ある程度のタイミングで見直しをすることで当時の担当者が退社して中身を知るひとがいないと言うようなブラックボックス化も回避できます。
ですので、システムを導入する前は、会社のロードマップを構築することをお勧めします。